分割ラーメン

2005年度の東北芸術工科大学との共同プロジェクトが、
いよいよ始まろうとしています。
今年参加してくれる学生さん達が、
一体どのようなアイデアを出してくれるのか、
楽しみでもあり、不安でもあります。

「学生さん達からより良いアイデアを出してもらう」
そのためには具体的にどんなことをしていくべきなのでしょう?
期待と共に、自分の役割についての不安も感じずにはいられません。

そんな時、島田紳助さんがTVで話していた『権力の分割』の話を思い出します。
紳助さんは「若い人の夢を叶えてあげよう」という目的で、
友人数人と一緒に出資し、
ある若者にラーメン屋を開店させたことがあるそうです。

その際に紳助さんが考慮したことは、
『権力が偏らないこと』
だったそうで、
そのために出資者は一人ではなく、
複数いたほうが良いだろうと考えたのだと言います。

仮に紳助さん一人が出資者になっていれば、
若者は一人の意見にばかり左右され、
若者は紳助さんの顔色ばかりを覗って仕事するようになり、
出資者の基準や意見さえ守っていれば、
それ以外のことは頑張らなくていいと思うようになり、
結果、若者は経営者として立派に育たないだろう。

といった見解から導き出せれたものであったそうです。

この話を元に、
学生が私達の基準だけにとらわれないで
新しいアイデアを練り上げていく方法はないだろうか?
と考えるようになりました。

アイデアの善し悪しを決める際に大切な基準は、
「そのアイデアが現実的で、実現可能か否か?」
だけではないように思うからです。

最後に作られたものを受け取るのは、
私達ではなくエンドユーザーですし、
現時点では現実味を感じないようなアイデアでも、
そこにたとえば夢があって、
作る人の強い気持ちがあって、
作る理由として、それを必要とする人が見えているのであれば、
アイデアとして充分優れたものであるように思います。

といっても、成果が現れなければ意味が無いのと同じです。
学生には、私達とだけでなく
ゼミ生同士でも活発に意見を交わし合って頂き、
「実現性」と「夢や願望」を同時に叶えるような
新しいアイデアが少しでも生まれたらなぁ、
と思う今日この頃です。
オギャー。

from E.T


企画室コラム | コメント(0) | トラックバック(0)2005/05/31(火)14:16

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